社員1人の受講後の劇的な変化をきっかけに、12名まで受講が拡大!

株式会社エムエムインターナショナル様について

会社名株式会社エムエムインターナショナル
業種総合建物管理(清掃・設備保守・警備) 不動産仲介(賃貸・売買・管理・社宅代行)
住所東京都 千代田区
サイトhttps://mmin-net.co.jp/

株式会社エムエムインターナショナル様は、株式会社マルハンの100%出資企業として、建物及び各種付帯施設の清掃管理、設備保守管理、不動産仲介業(賃貸・売買・管理・社宅代行)等のサービスを提供しています。

同社は、快適を超えて「感動空間」を創造する企業を目指し、不動産を通して、建物・街の新しい価値創造に貢献しています。

はじめに|cloud university受講の狙

代表取締役社長
橋本 修一 氏

情報システム再構築プロジェクトリーダー
鈴木 圭 氏

同社では、すでに12名の方が、cloud universityのkintone研修(スペシャリスト編/アプリデザイナー編/アプリデザイナー+カスタマイズ入門コース)を受講しています。

今回は、なぜこれだけ多くのメンバーが研修に参加しているのか。その狙いと、これからの取り組みについて、代表取締役社長の橋本 修一さん、情報システム再構築プロジェクトリーダーの鈴木 圭さんにお話を伺いました。

修を受ける前の課題|kintoneが上手く活用できていなかった

同社での最初の課題は、アプリを作る業務が属人化していることで、アプリを作れる環境(権限)を全員に与えていても作り始める人が少ない傾向にありました。

業務の中でアプリを使用し、不便な点が見つかっても自分で改善しようという意識はなく、一部の人のみがアプリを作成・改善しているという現状でした。

さらに、当初は既存のアプリにデータを入力するのみで、入力したデータを上手く活用するという発想がありませんでした。

このように、会社全体のkintoneに対してのリテラシーが低く、データをどのように活用するかという意識にまで到達していなかったという状態でした。

その背景としてあるのは、元々Garoonを先に導入されており、当初kintoneはGaroonの延長として主にスペースを使用し、コミュニケーションを取るものとしての使い方が主流でした。

そのため、多くの添付ファイルもスペースの中に埋もれてしまい、添付ファイルを探そうにも検索がヒットしないため、重要なファイル、保管すべきデータについてもきちんと蓄積できていない状況でした。

cloud universityを受講するきっかけは一人の社員の変化

kintone導入初期から担当していた鈴木さんは上記のような課題がある中で全体のkintoneのリテラシーを上げ、きちんと活用する必要があると考えました。

しかし、独自で試行錯誤を続けながらkintoneのスキルを身につけていた鈴木さんは、kintoneを体系立って学んでいないため、覚えていること、知りたいことが人によって違う状況でどう社内研修を組んでよいか、と4年ほど悩んでいたといいます。

そんな時にcloud universityの存在を知り、タイミング良く「学びたい!」と手を挙げた社員(伊藤さん)がいたため、1人の社員をcloud universityに送り出したことが、会社とkintoneを取り巻く環境に大きな変化を引き起こす第一歩となったのです。

”人材を変える” cloud universityの研修の効果

研修を受けた最初の社員となる伊藤さんは、cloud university受講後、劇的な変化を遂げたといいます。その時の様子を橋本さんはこう語っています。

「今まで自分のために業務をこなしていた”To me”の世界から、研修を通してkintoneでの業務改善の体験を得たことで、皆を助けるために業務を変えていく”By me”へと(本人の認識が)変わっていった。自分の選択によって世界を広げていくためのツールが”kintone”だった。」「研修後からスイッチが入ったように、何に対しても積極的に向かうようになった。」

伊藤さんは現在kintoneを使用して業務改善を支援することで、皆からとても信頼されているといいます。


当時ITの領域はスタッフ全体が苦手意識を持っていたという同社でしたが、アプリをカスタマイズすることでこんなにも業務が楽になるのかと気づき、感謝する人、kintoneにも興味を持つ人が増えていきました

その頃から、業務に落とし込めるアプリを制作していこう、業務改善のためにkintoneを使っていこうという雰囲気が会社全体に広がってきたといいます。

「cloud universityは”人材が変わるきっかけ”になった」と橋本さんは語ってくれました。

今後の研修受講の狙い|kintone管理者の育成

今期のPJ方針を語る鈴木様

同社の今期のPJ方針は「情報のプラットフォームを構築する」ことです。

この取り組みにあたり、同社はkintoneを使うことのメリットを協力会社へ説明し、スムーズに情報をアプリに蓄積させるため、kintoneリテラシーのあるシステム運用管理者が必要になりました。

今までのように、鈴木さんや数人の管理者だけでは足りない状況になったことでリスクヘッジとしても多くの管理者を育成しようという目標を掲げ、各業務の担当者にcloud universityを受講してもらうことで、同社は研修によって着実にkintoneリテラシーを高められています。

今後は研修を通してkintone管理者を増員・育成していき、kintoneのリテラシーを持った人材が、お客様や協力会社との連携を進めていき、業務のアプリへの落とし込みがよりスムーズになるような体制を構築していくことで、プロジェクトの進行も円滑に進むことを期待しています。

同社は最終的に各業務の中に管理者、アプリ制作者を置くことを目指しているといいます。

終わりに|kintoneは複数人で学ぶことで活用度が向上する

kintoneを導入している企業では、kintone管理の担当者が一人のみだったり少人数であるというケースをよく耳にします。

しかし、そういった環境であると一人に業務が偏ってしまい、孤立してしまうことも多いのが実状です。

業務の中でシステムを改善していけるというkintoneの強みも活かしにくく、さらに蓄積したデータも最大限に活用できないという宝の持ち腐れ状態になってしまう可能性もあります。

kintoneは複数人で学ぶことでより活用度が向上し、使い手が増えることでそれぞれの視点から業務改善に必要な部分も見つけやすくなってくるというメリットもあります。

今後、cloud universityの研修を通して管理者を育成していくという同社の取り組みは、kintoneを最大限に生かし業務の効率を向上させるだけでなく、グループや協力会社も巻き込んだ形で同社にさらなる変化をもたらしていくことでしょう。