kintoneには会社の文化を変える可能性がある。クラユニの研修受講で、その可能性を確かなものに

受講コース:kintone | スペシャリストコース
受講日:2021年7月12日・8月20日
受講形式:企業研修(会社単位の集団研修)
受講人数:8名×2回

創業1920年の歴史をもつ、金属加工製品商社「株式会社ISSリアライズ」
情報技術グループの社員の皆さんを中心に、スペシャリストコースをご受講いただきました。受講のきっかけやその後の変化について、グループマネージャーの西脇様、主任の河野様、研修に参加した木村様にお話を伺いました。

会社名株式会社ISSリアライズ
業種金属加工製品の販売、コンサルティング
従業員数社員327名(2021年10月現在)

現場の要求に応えるべく、内製化に方向転換

西脇様:私たち情報技術グループ11名は社内のIT関連業務を担当していますが、事務スタッフを除く総合職の全員が営業入社で、もともとITの専門知識がない人間ばかりです。そのためシステム構築はベンダーさん任せで、企画立案は行いますが、開発やプログラムの改修には手が出せない状態でした。

長年そのような形でやってきましたが、社内の現場から要求されるシステムと、我々が提供するシステムの間に少しずつギャップが生じるケースが発生してきました。これにはいくつか原因が考えられ、システム導入後のブラッシュアップに予算がつきにくいこと、稟議を通すのに時間がかかること、現場の細かな要望に応える即応体制ができていないことなど、様々な課題が浮き彫りになってきました。

では、どうすればいいだろう? 解決策として2018年頃から「内製化できる基盤を整えよう」と準備を始めました。メイン業務の受発注システムは別として、社内のデータベースに必要なアプリを自分たちで開発・運用・保守できれば、スピーディに、かつ細かい要求に対応できると考えたのです。そのツールを探して、最初に出合ったのがkintoneでした。専門知識のない私でも気軽に触ることができたので、これは「会社の文化を変える可能性がある」と直感しました。

研修後1ヵ月で、新しいアプリが20以上も!

西脇様:ちょうどグループウェアをサイボウズのGaroonに切り替えるタイミングだったので、いろいろなアプリをkintoneに移行していこう、という方向性が見えてきました。ただし、すべて自社で実施するには時間がかかりすぎるため、一緒に活用を進めてくれるシステム開発会社を探し、立地的にも当社に近くて実績もあるアールスリーインスティテュートに相談しました。そこで、クラユニの研修についても紹介してもらい、受講することにしました。

※アールスリーインスティテュートは、クラウドユニバーシティのパートナー校です。

河野様:まず私ともう1名がスペシャリストコースの公開研修を受けてみたところ、我々の要望にマッチしていたので、グループのメンバー全員と、「参加したい!」と手を上げてくれた他部署の数名で企業研修を受講してもらいました。手応えは予想以上で、研修後に各自が自主的にアプリを作り始め、1ヵ月ほどで一気に20以上も増えました。急に増えたので運用ルールを決めるのが追いつかず、うれしい悲鳴を上げているところです。

※公開研修:定期的に開催している1名から参加可能なオープン研修

木村様:私はIT初心者ですが、研修前から「kintoneなら使えるかも」と思い、社内の議事録アプリを作ってみるなど興味を持っていました。研修では、自分では全然気がつかなかった機能が分かったり、ちょっとしたコツを教えてもらったり、すごく発見があって楽しかったです。これからもっと活用したいと思いました。

システム開発依頼と研修受講の併用で、業務改善をスピードアップ

西脇様:社内で使うシステムやアプリは、情報技術グループだけで考えるより、大勢の社員で考えたほうが絶対いいアイデアが生まれるはずです。しかも、それを自分たちで実現できるとなれば、会社全体の業務改善が加速度的に進むと思っています。

今回16名がクラユニの研修を受講して、第一段階の挑戦は成功しました。次は少し範囲を広げて、総務部全体でkintoneを活用できるようにしたい。その次は他の部署へ、そして最終的には全社員やグループメーカー各社に広げたい。そのときに、クラユニの研修制度にはすごく安心感があります。当社は全国に拠点がありますが、オンライン形式での受講ならどこにいても同じ高いレベルの学びの機会が得られますし、なにより専門性の高い講師による研修で、変化の早いkintoneの機能を効率的にキャッチアップできますから。

現在私たちには、アールスリーインスティテュートのようなシステム開発会社に依頼して専門性の高いkintoneアプリを作ってもらう、というカードがあり、もう一方にクラユニの研修で社員を底上げし、比較的簡単な、でも日々の業務に欠かせないアプリを内製するというカードもある。二つの強力なカードを持つことができて、非常に心強く感じています。

研修担当・どりぃ講師より

どりぃ

ISSリアライズ様は、kintone認定資格のアソシエイト(基礎スキル認定)を「グループ全員年内に取得!」という目標で研修に臨んでくださったので、皆さん本当に熱心で質問も数多くありました。その目標に合わせて特に重要な部分の解説を厚くするなど、できる限りご要望に沿うように工夫しました。また、今回のようにkintone開発のご依頼と合わせて企業研修を受講していただいたお客様には、業務内容や研修に至る背景、「なにが知りたいのか」といった情報を深く理解した状態で研修ができますので、お客様によって重点的にお伝えすべきところを変え、適切なアドバイスができるよう心がけています。このような部分が、講師から直接学ぶことのできる企業研修の良さだと思います。