kintone開発の外注から、自社内でのアプリ構築・カスタマイズへ。kintone人材育成のポイントとは?

受講コース:kintone スペシャリスト・アプリデザイナーコース(※現kintone基本コースに該当する旧コース名)
      TENJIKU kintone開発者育成クラス ほか多数
受講時期:2022年〜2023年
受講形式:公開研修
受講人数:のべ12名

2023年12月7日、サイボウズ日本橋オフィスにてユーザーイベント「MOVED MeetUp」が開催されました。
このイベントの中で、「kintone人材育成のポイントとは?受講企業の本音トーク!」をテーマに、クラウドユニバーシティ研修を受講し、kintoneの人材育成に取り組んだ2社にご登壇いただきました。
本記事では、株式会社八芳園 DX推進室にてkintoneを使った社内外のデジタル化推進に取り組まれている豊岡 若菜氏に、人材育成のポイントについてお話を伺いました。

株式会社八芳園様について

会社名株式会社八芳園
業種結婚式場・宴集会場・レストラン運営・地域プロモーション・DX推進・フードビジネス
従業員数370名

自社内でのアプリ構築やカスタマイズを目指し、クラユニを受講

━ クラウドユニバーシティを受講したきっかけについて教えてください。

kintone導入当初は、kintoneのアプリ作成やカスタマイズは外部に委託し、短期間に自社が欲しい仕組みを構築していただき、社内ではそのアプリを使用するユーザーといった位置付けでした。

しかしそれだけではなく、私たち自身が必要な時に必要なアプリを作り、kintoneのカスタマイズもできるようになっていきたいといった思いから、クラウドユニバーシティを受講させていただきました。

━ 自社内でのアプリ作成やカスタマイズを目指して受講いただいたんですね。
具体的には、どんなお悩みや課題があったんでしょうか?

DX推進室 ITソリューションチーム 
シニアマネージャー 豊岡 若菜 氏

kintoneアプリを外部に委託している状態だと、kintoneでどこまでできるかが分からなかったことです。
また社内にはkintoneを使いこなせる人材が少なく、一部の人しか活用できないという属人化が生じていました。
他にも、日々の業務を優先してしまいkintoneの学習が独学で続かないことや、kintone特有のカスタマイズのお作法が分からない、といった課題もありました。

このようなことから、部署の社員にもkintoneを教えられるようにするためにも、kintoneの基本クラスから受講をスタートし、最終的には難易度の高いTENJIKU クラスを受講しました。

キントーンの研修のうち、基本クラスから開発クラス、TENJIKU開発者養成クラスまで多数の研修を受講

TENJIKU開発者養成クラスについて

━ TENJIKU開発者養成クラスとは、kintoneの実践的なカスタマイズスキルを習得していただく約2ヶ月間の長期クラスですね。システム開発の経験がある豊岡様でも、受講して得られたものはありましたか?

はい、WEBシステム開発の知見はもともとあったのですが、TENJIKUの受講によって、kintone独自のお作法や制限について学ぶことができました。またコーディングのようなプログラミングの作業から数年は離れていたので、時代が進んでいることを気づかせてくれて、いい勉強になりました。

また、毎回宿題を出していただくことで、勉強に対してのモチベーションが上がったこと、マンツーマンでの学習となったので、サポートが手厚かったのも良かったです。

人材育成を成功に導いたポイント

弊社では、まずクラウドユニバーシティの基本クラスを受講して、kintoneでどのようなことが出来るかを大まかに学んでもらっています。その後、実践に移り、現場で生じる課題を自ら解決してもらう、といった流れで人材育成をしております。
クラウドユニバーシティを受講したとことで、まずはkintoneの基本を知ることができ、社内の要望をどう実現できるかすぐに判断できるようになりました。

そして最終的にはkintone 認定アソシエイト試験を受けてもらい、1つのゴールとして締めくくっています。

※kintone認定アソシエイト
 kintoneの機能および設定方法に関する体系的な知識を持ち、kintoneを活用した業務改善スキルがあることを証明するサイボウズの認定資格のこと。